【豆知識】 封筒の後ろの「×」って「バツ」じゃないんです!
封字とは
みなさんは封筒を糊付けなどして封をしたあとに、「×」を書いたことありませんか?もしくは受け取った封筒の裏側に、「×」が書かれていたなんてことありませんか?
これは「封字」といって、「確かに封をしましたよ」という印であり、「途中で誰かに開封されていない」という証でもあります。
ちなみに「×」(バツ印)ではなく、一般的には「締める」という意味の「〆」と書くのでご注意ください。封字のかわりに、封字のスタンプや封緘・封印シールを使うこともできます。
封字の種類
封字には「〆」以外にもいろいろな種類のものがあります。
洋封筒には封字は不要
封字はそもそも、古代中国で木簡に泥粘土をあてて印を押した封泥(ふうでい)に由来します。
しかし欧米では、蝋を溶かして、シーリングスタンプを押すシーリングワックスであるため、洋封筒(横書き)や海外宛ての郵便には、封字を書く必要はありません。
とくに海外の方には「〆」が「×」に見えてしまいタブーとされているので、シーリングスタンプや、封緘シールで送るようにしましょう。
封緘シールの貼り方
宛名を縦書きした場合は、ベロが右側にくるようにして差出人を縦書きします。同じように「封緘シール」も文字が縦向きになるように貼りましょう。縦書き用の封緘シールなどもあります。
「郵送」で送る場合は、封を糊付けしてから封緘シールを貼ります。
「手渡し」の場合は、糊付けをせず、封緘シールのみで閉じるのが一般的です。
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